2006-07-04から1日間の記事一覧

本稿の執筆には、ニューズウィークPL版7月2日号を参考にしました。

先日、中央統計局が発表した2006年5月末のポーランドの失業率は16.5%。もちろん、EU域内で最悪の数値である。しかし、昨年5月末時点での失業率(18.5%)よりは改善している。

ここへ来て、ポーランドの失業率の推移は、明らかな下降曲線を描き出している。 ポーランド人の雇用吸収の立役者となっているのは、①外資系企業による新規雇用、②低賃金の非正規雇用、③西欧への出稼ぎ労働の主として3つの経路である。 外資は、2004年末…