2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日、いつものように原稿の執筆にかかりっきりになっていたところ、夕方6時頃、誰かがドアを叩く音が。のぞき窓からのぞいてみると、中年のおばさんが紙束を持って突っ立っている。

話を聞いてみると、家賃の取立てに来たという。そこで、「払い込み用紙」なるものを見せてもらうと、郵便局の為替振出用紙に1236.73ズウォティとか、やけに細かい数字が並んでいる。はいはい、ありましたよ〜、こういうこと以前にも。 その場で、外国…

最近のポーランドの外資の動向を見ていると、少し気になる兆候が見られる。

それは、今まで、次第に弱体化しつつあるかのように見えていた同国の「労組」の活動が、ここに来て、活発化しているように思えることだ。 去年春にもある日系のプラントで、1150名いる従業員のうち、350名を解雇しようとしたところ、約100名の連帯…

以下の文章は、前回のポーランド政治キーワード論:「コスメティシズム」と「大シスマ」の続編です。

「大シスマ」に関しては、周知の通り世界史の用語であり、11世紀末にカトリック教会と東方正教会が分裂(東西分裂)した事件を指す。 キリスト教会内部での教義解釈のズレという、やもすれば高踏的な対立軸が「大シスマ」の直接的な原因であるが、実は、そこ…

さてさて、久しぶりの日記登場である。日記更新をしていなかった間、却って、ポーランド政治の諸相を現す言葉選びに専念できた気がする。

一つのキーワードは、「コスメティシズム:Cosmeticism」、もう一つのキーワードは、「大シスマ:Great Schism」である。「コスメティシズム」とは、化粧品(コスメティックス)から出た単語で、愛用のALC社ウェブ英和辞典(www.alc.co.jp)には、未収録なの…

キエフ(キユフ)発

ある日、狼が友人の熊を家に招待することになりました。 早速、熊の大好物のウサギを生け捕りにしました。 さあ、料理の開始です。ところが、ガスこんろのスイッチを入れるとガスがありません。そこで、かまどの火を焚こうとすると、今度は石炭がありません…

2月15日締め切りの原稿を抱えて大童。月曜日には、いよいよ待望のマンションへと引越しも控えている(30㎡で都心)。さよなら、僕の最初のワルシャワ、寮で過ごした短かけりし日々よ、、、

文化レベルとして見たときのワルシャワとトーキョーの違いは何かということを考えてみた。 演劇、芸術活動(アングラも含めて)という観点からは、恐らく、ワルシャワとトーキョーのレベルは差して変わらない。 ただし、決定的にトーキョーが優位に立つのは…