政治
先週木曜日、ヤロスワフ・カチンスキ首相(法と正義)は突然、アンジェイ・レッペル農相(自衛)の解任を発表、自衛との連立も解消し、法と正義は少数与党となった。その直後から、自衛のもとを去り、法と正義に合流しようとする造反議員が現れた。しかし、…
2005年春のチューリップ革命以来、キルギスでは、新しく政権を組織したクルマンベク・バキイェフ大統領とテケバイェフ下院議長との間で、政策路線を巡って激しい対立が続いているとされる。テケバイェフはバキイェフの政治路線を「何でも急ぎ過ぎ」であ…
【チェンストホヴァ、カトヴィツェ発】 8月1日付PAPニュースによると、自動車用安全部品(シートベルト、poduszki powietrne=エアクッション、ABSシステム)生産の世界最王手、米TRW社(2004年の全世界売上高120億ドル、全世界雇用6万1000人…
7月7日付けの日記でも書いたように、ポーランドでは、しばしば、政府関係者に対して、共産主義時代に秘密警察の一員(etatowy oficer)あるいはその秘密連絡員(TW: tajny wspolpracownik)であったかが裁判所で問われ、場合によっては政治生命を奪われる…
首相辞任を受けて、早くも、同国通貨ズウォティは主要国通貨に対して、軒並み下げ始めている。 明らかにマーケットは、今回の辞任を悪材料として見ている。予てより首相は、先日辞任したギロフスカ蔵相を高く評価しており、蔵相の辞意表明後も彼女の慰留に向…
毎週、月〜木の午後10時40分頃から3チャンネル(ポーランドテレビ1)で、Prosto w oczy(直視)という番組をやっている。 この番組の司会は、モニカ・オレイニク(Monika Olejnik)という、ポーランド女性の中でもとりわけ、サド気が強そうなジャーナ…
「大シスマ」に関しては、周知の通り世界史の用語であり、11世紀末にカトリック教会と東方正教会が分裂(東西分裂)した事件を指す。 キリスト教会内部での教義解釈のズレという、やもすれば高踏的な対立軸が「大シスマ」の直接的な原因であるが、実は、そこ…
一つのキーワードは、「コスメティシズム:Cosmeticism」、もう一つのキーワードは、「大シスマ:Great Schism」である。「コスメティシズム」とは、化粧品(コスメティックス)から出た単語で、愛用のALC社ウェブ英和辞典(www.alc.co.jp)には、未収録なの…
昨日は、ついに、「厳しい寒さのため、1月29日までの間、お客様の申し出が無い限り、主要停留所以外ではドアを開きません」という張り紙まで出た。スーパーでは、スキー服を一般のジャケットとして売っている(当然、手袋もスキー用)。 寒さに強いはずの…
後任は、Zyta Gilowska(ジタ・ギロフスカ)女史である。彼女は、もともと、野党POに所属する議員であったが、自らの事務所に親族を雇用していたことが問題視され、事実上の除名処分となり、2005年5月からは無所属議員となっていた。 その後、迎えた総…
ポーランドでも少子化は深刻な問題となっており、出生率は、2004年には、全体で1.227%(都市部では1.124%、農村部では1.400%)となっている。これは、2005年度の日本の出生率速報値1.26±%よりも低く、深刻な数字である。 事…
イミグレを出る頃には午後2時を回っていた。王宮(Zamek Krolewski)の傍で、異様な集団に出くわした。地元のボーイスカウト(harcerz)の青年たちが、社会主義時代のMILICJA(民警)の制服(mundur)に身を固めてたむろしている(民警とは社会主義にロシア語…
グーグルで、「日本企業 EU ロビー活動」とキーワードを入れてみると、『日本機械輸出組合』(Japan Machinery Center for Trade and Investment)という聞き慣れない機関が出てくる。 そもそも、同組合は、1952年、「輸出入取引法」によって設立され…
数週間前に米有力紙「ワシントン・ポスト」が初めてこの疑惑に付いて取り上げ、次いで、世界的な人権問題NGOであるヒューマン・ライツ・ウォッチが、「CIAが使用している航空機の飛行経路の分析結果から(そんな面白い資料があるなら、毎日でも公開して戴き…
ロシア当局は、「ポーランド産の食肉が、ロシア連邦が定める衛生基準を満たしておらず、偽の検疫証明書を用いての輸出が激増している」ことを理由として挙げている。これを受けて、ポーランド当局は、調査委員会を設置すると共に、11月24日付けで欧州委…
そこで、ピウスツキ将軍広場へと行ってみる。この広場の北側には、衛兵に守られた無名戦士の墓があり、その奥には、巨大な水盤があることで知られるサスキ公園が控えている。広場の西側には、社会主義時代に西側との協力で建てられた70年代風の高級ホテル…
さて、週末には相次いで、マルチンキェヴィチ(Marcinkiewicz)新首相、ルビンスカ(Lubinska)新蔵相の発言があった。新首相は、「安価な政府」(Tanie panstwo)プランを政策の目玉に掲げており、政府職員数の20%カット、汚職で揺れたラジオ・テレビ放送国…