自動車産業

ポーランドでは、「FDI受入額年間100億ドル達成」が予てより非公式的な政策目標に掲げられており、実際に、2000年にはTPSA(ポーランド通信)の民営化などもあり、FDI流入額が106億ドルに達した。しかし、その後は、概ね年間60〜70億ドル台で推移している。

8月21日付ジェチポスポリタ紙に拠れば、2006年上半期には、80社以上の外資系企業が、ポーランドにおいて総額40億ドルほどの投資計画を発表したと言う(新規雇用創出予定数は約3万6000人)。以下に、同紙で紹介された大型投資プロジェクトの…

ポーランドの自動車市場調査会社Samarによると、イランのホドロ・インダストリアル・グループ社が、ベラルーシにて、現地パートナーのユニソン社と共同でプジョー406をモデルにした新型車「サマンド:Samand」の生産を開始する意向である。イラン製部品を使用した完全組み立て生産(CKD)を行う予定で、2006年中に600台を生産、2007年には6000台を生産するという。完成車は、中東欧、ロシア、ウクライナへの輸出が期待されている(サマンドの写真は下のリンク参照)。

http://www.samar.pl/index.html?__lang=pl&__action=sec,4&new=10992実は、イラン経済は2005年のWTO加盟と昨今の原油高を受けて絶好調であり、ホロコースト否定発言などでそのエキセントリック性が強調されるアフマディネジャード政権も、経済政策面で…

ポーランド南部から次々と入る自動車産業関連の威勢の良いニュースとは裏腹に、カチンスキ・ブラザーズのお膝元ワルシャワ発のニュースは、「国防上の重要企業」(具体的には石油精製の大手、PKNオルレン社を指す)の再国有化法案などのおどろおどろしいネタばかり、、、、 ラ・マンチャの男よ、そんなに急いでどこに行く??

【チェンストホヴァ、カトヴィツェ発】 8月1日付PAPニュースによると、自動車用安全部品(シートベルト、poduszki powietrne=エアクッション、ABSシステム)生産の世界最王手、米TRW社(2004年の全世界売上高120億ドル、全世界雇用6万1000人…

このところ、フランスを代表する自動車部品メーカーであるフォーレシア社が、契約獲得を目的としたリベートの支払いを、フォルクスワーゲン社、アウディ社、セアト社、フォード社、BMW社に対して繰り返していたのではないかという疑惑が浮上している(ル・モンド紙7月26日、27日版)。

このうち、BMW社へのリベート支払額については、ミュンヘン検察庁のアントン・ヴィンクレル検事が暴露したところに拠れば、BMW社関係者2名に対する総額10万ユーロ(約1450万円)程度のものであったと言う。この証言から察する限り、リベート支払額そ…