ベラルーシ経済

不思議の国ベラルーシで露ガスプロム社との協議の結果、ガス価格が2倍近くに引き上げ(1000㎥あたり46.68ドルから100ドルへ)されてからひと月近くが経った。今回の措置により、ベラルーシ経済への直接的な影響はどれほどあるのだろうか? CIAワールドファクトブックによれば、2004年に同国は推計で162億2000万㎥のガスを輸入していた。この数字を元に計算すると、ベラルーシにはガス価格の上昇に伴って、年間8億6500万ドルの追加支払いが今年から生じることになる。

ただし、ガスプロム社との同意の中には、同国の欧州向け天然ガスパイプライン運営会社であるビェルトランスガス(Bieltransgaz)社の発行済み株式の50%をガスプロム社が今後4年間で購入するという条項が含まれている。ビェルトランスガス社の株式の50…

ポーランドの自動車市場調査会社Samarによると、イランのホドロ・インダストリアル・グループ社が、ベラルーシにて、現地パートナーのユニソン社と共同でプジョー406をモデルにした新型車「サマンド:Samand」の生産を開始する意向である。イラン製部品を使用した完全組み立て生産(CKD)を行う予定で、2006年中に600台を生産、2007年には6000台を生産するという。完成車は、中東欧、ロシア、ウクライナへの輸出が期待されている(サマンドの写真は下のリンク参照)。

http://www.samar.pl/index.html?__lang=pl&__action=sec,4&new=10992実は、イラン経済は2005年のWTO加盟と昨今の原油高を受けて絶好調であり、ホロコースト否定発言などでそのエキセントリック性が強調されるアフマディネジャード政権も、経済政策面で…