2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2005年、インドのテレビ生産大手ヴィデオコン(Videocon)がワルシャワ郊外ピャセチノ(Piaseczno)にある仏トムソン(Thomson Displays Poland)のテレビ工場を買収した(詳しい経緯は2006年3月9日の本ブログ参照)。その後、突如として、5月22日付のジェンニク紙にヴィデオコンが同工場に50億ズオチ(約2000億円)を投資して、最新鋭のLCDテレビの組み立て及び拡散版/偏光版等の部品生産も行うとの記事が出た。最終的にはR&D拠点も併設し、総投資額は200億ドル(約8000

ところが、これには現地紙が一斉に反論記事を出している。24日付のジェチポスポリタ紙は、「連帯」ヴィデオコン工場支部長のアンジェイ・マトゥラの語った話として、同工場では3300名の従業員のうち30%の首切りが計画されていることを伝えた。続い…

鳴り物入りで完成したワルシャワ駅前のショッピングモール、ズウォティ・タラスィ(Zloty Tarasy)の売り上げが低迷しているという。ズウォティ・タラスィについては、本ブログ号でも酷評しているが、建物の概観は立派でも中身が充実しない新ショッピングモールが、最新モードを追い求める「着倒れポーランド女性」のおめがねに適わなかった事は、もはや疑いようのない事実である。

ワルシャワは現在、建築ブームの只中にあり、地下鉄ヴィラヌフ駅の近くなどでは、富裕層向けに大規模な高級賃貸マンションの建設が進行中だ。だが、新興住宅地の建設、相次ぐ高速道路の整備などは、どこか新興国らしさを感じさせる月並みなテーマである。そ…

うんともすんとも言わなかった『ポーランド国暗夜行路』、そろそろぼちぼち再開してみましょうか。今日はゴールデンウィークに行ってみた欧州最後の原生林とも言われるビャウォヴィエジャの森訪問記です。

さて、ポーランドでは5月1日が「労働の日」(シフィエント・プラツィ)、5月3日が「憲法記念日」(シフィエント・コンスティトゥーツィ)となっていて、日本と同様、5月の第一週を丸々休んでしまう習慣があります(この休みのことをポーランド語ではマ…