2006-11-12から1日間の記事一覧

日曜日、新進気鋭のメキシコ人映画監督、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの「バベル」を見た。テアトル・マウィ(小劇場)でやっている「ポドゥシチェル」(まくら男)という最近話題の新劇との間で迷ったが、なんと言っても、役所広司が出ている映画と言うことで、一も二もなく映画館へ。

バベルは、グローバリゼーションとは何かを考えさせる映画だった。モロッコの片田舎、東京、サンティアゴ、米墨国境地帯の砂漠、4つの全く接点を持たなかったはずの土地が不思議な運命で結び付けられていく。 そこにあるのは、現代のバベルの塔に住む人間の…