2006-01-04から1日間の記事一覧

リベラル派の『共和国』紙が、右派PiS政権への攻勢を強めている。目下、同紙が全力で取り組んでいるのが、国庫省大臣アンジェイ・ミコシュ(Andrzej Mikosz)にまつわる疑惑解明である。

1月3日付けの同紙トップ記事は、2002年、ミコシュの妻であるクリスティナ(Krystyna)が、ポーランドの代表的な金融マフィアの一人、ヴィトルド・W(Witold W.)なる人物に、個人財産から30万ドルを委託、資産運用を任せていたのではないか、と報じ…

ラザロヴィチはその後、第14国民投資基金(XIV NFI)の総裁の座に収まっており、2004年には、違法行為で逮捕歴もある投資家、ピョトル・グウォヴァリ(Piotr Glowali)の殺害にも関与していたのではないかと疑いが持たれている。

面白いのは、これらの事実が、ポーランドで金融市場における不法行為を監視している「有価証券・金融市場委員会」(Komisja Papierow Wartosciowych i Gield)および「金融情報総検事局」(General Inspektorat Informacji Finansowej)の連名で明かされ、経済犯罪容疑で、ワルシャワ地方検察庁(Warszawska Prokuratora Okregowa)に起訴(zawiadomienie)されたにも関わらず、検察側では、起訴を取り下げ(umo

この件を担当したワルシャワ地方検察庁第5局の検事、レシェク・クルリク(Leszek Krolik)は、「捜査(ustalenie)からはヴィトルド・Wとラザロヴィチが共謀関係(byc w zmowie)にあったことは確認できなかった」と証言している。 ポーランドでは、強大化…