ウクライナ政治

ポーランドの新聞でウクライナ・ジョーク特集をやっている(ガゼタ・ヴィボルチャ紙8月24日号)。日本人の感覚からすると、「オチは分かっても笑いのツボが違うなあ」と感じさせるものもあるが、しばしお付き合いいただきたい。

*最近、キエフのバンコヴァ通りにある大統領官邸の前に、クチマ前大統領がユシュチェンコ現大統領に対して、恭しくも熊手をプレゼントしている合成写真が張り出され、市民の失笑を買っている。 ロシア語やウクライナ語では、「熊手を受け継ぐ」というイディ…

8月3日、ウクライナのユシュチェンコ大統領は、今年3月の総選挙で得票率32%を獲得し、議会第一党となっていた地域党(パルティア・レギオノフ)のヤヌコヴィチ党首を首相に指名した。新内閣には、親ロシア派(地域党、共産党、社会党)、親西欧派(われらウクライナ=ユシュチェンコ大統領の政党)が共存し、ティモシェンコ元首相の率いる「ティモシェンコ連合」は唯一の野党となった*。

この連立内閣、地域党(親ロ派)のシンボルカラーがブルーであり、われらウクライナ(親西欧派)のシンボルカラーがオレンジであることから、「ブルー・オレンジ連立」の異名を取っている。 ヤヌコヴィチの首相就任によって、総選挙以来、4ヶ月間続いていた…