2006-01-01から1年間の記事一覧
この箇所の原文は、 Wczoraj PiS zglosilo do laski marszalkowskiej wlasny projekt zmian w ustawie oswiatowej. となる。ここで、laski(原形はlaska)という単語が使われているが、これは、本来、杖と言う意味である。直訳すると、「下院議長の玉杖の下…
ほんの2、3年前まで、「機械の数よりコンパニオンの数のほうが多い」と揶揄されていた見本市だが、展示スペースが大幅に拡張された結果、今まで高い旅費をかけてドイツのMETAVまで出かけていかざるをえなかったポーランド人バイヤーを多く引き付けるように…
映画で見てはじめて知ったのですが、アイルランドがウェールズやコーンウォールを侵略していた!!!時代があったのですね! 英国史は盲点でした。 印象的だったのは、イゾルデも含めてアイルランド王国側の人間は金髪で、トリスタンも含めて、ウェールズや…
PKN Orlen(オルレン)社はポーランド最大の石油精製会社として、同国を代表する多国籍企業のひとつとして君臨しつつあるが、本ブログでも度々指摘している通り、その経営には不透明かつ稚拙な部分が多い。
PKN Orlen社では、予てより、国外展開を積極的に推し進めており、5月24日には、倒産したロシアの石油大手Yukos(ユーコス)社が有していたリトアニアのMazeikiu Nafta(マゼイキュ・ナフタ)社の発行済み株式の53%を14億9000万ドルで買収してい…
マーケットの牽引役となっているのは、石油・ガス関連(PKN Orlen社、Lotos社、PGNiG社)、精銅(KGHM社)などの資源株である。 とりわけ、上海市場での銅価格高騰を受けて、欧州第2位の産銅量を誇るKGHM社の株価は135ズウォティ(約5100円)の高値…
つまり「第十回日本の日」。わがワルシャワ経済大学で、今週火曜日から金曜日まで開かれているイベントです。 でも、大学中が日本一色というわけではなく、日本関連の講演会、武道の実技、日本語教室などが散発的に開かれています。 昨日は、日本語教室に行…
これを受けて、過去に駐仏大使、駐露大使を務めた老獪な職業外交官、ミレル(Stefan Miller)外相も辞意を表明した。 今後、ポーランドの対近隣諸国関係が悪化することは避けられまい。さて、去年、11月17日付けの記事タイトルは「ポーランド・ロシア貿…
現代自動車は、チェコで2008年10月を目処に、チェコ史上最大規模のFDI案件となる総額10億ユーロ規模の投資を行い、年産30万台体制の自動車工場を建設する予定であるが、翌29日付けのGazeta Wyborcza紙に拠れば、早くも、チェコ政府筋は、工場建…
産油国でないポーランドもその多分に漏れない。 なにか面白い記事はないかとネットを漁っていると、「シェミョントコフスキがJ&Sに勝った」(http://www.wprost.pl/ar/?O=89649&C=73)と題するフプロスト誌の最新記事が出てきた。 このJ&Sという会社、200…
グダニスクにある諸外国の総領事館は、中国以外では、歴史的な関係が深いドイツ、スラブ三国、スカンジナビア諸国(ドイツ、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、アイスランド、スウェーデン)のみで、以前旅行したときに偶然発見したレンガ造りの鄙びた中国総…
細かい筋を忘れてしまったので、ネットで検索してみました。 すると、以下のような波瀾に満ちた小説だったのです。++++++++++++++++++++++++++++帝政ロシア支配最末期のアゼルバイジャンはバクー油田地帯、地方の小貴族であるバ…
今日は在ポーランド西班牙人が呼ばれています。 スペインでは、地域によって独自の文化があります。 例えば、時計。 カタルーニャ人は、時間を見るために腕時計をしています。 アンダルシア人は、他人に見せびらかすために腕時計をしています。 バスク人は、…
毎週、月〜木の午後10時40分頃から3チャンネル(ポーランドテレビ1)で、Prosto w oczy(直視)という番組をやっている。 この番組の司会は、モニカ・オレイニク(Monika Olejnik)という、ポーランド女性の中でもとりわけ、サド気が強そうなジャーナ…
そもそも、カチンスキは選挙戦のさなかから、「俺が大統領になったら、バルツェロヴィチはクビにする」と明言していた。これに対して、バルツェロヴィチも盛んに応戦し、とりわけ、カチンスキが大統領に就任してからは、中銀総裁という立場にありながら、折…
監督は、目下、第二次大戦中に2万5000人のポーランド人将校・エリートがNKVD(内務人民委員会=KGBの前身)によって虐殺された事件、「カティンの森事件」についての映画を製作中だそうです。 今日、アンジェイ・ワイダ(ヴァイダ)監督が80歳…
話を聞いてみると、家賃の取立てに来たという。そこで、「払い込み用紙」なるものを見せてもらうと、郵便局の為替振出用紙に1236.73ズウォティとか、やけに細かい数字が並んでいる。はいはい、ありましたよ〜、こういうこと以前にも。 その場で、外国…
それは、今まで、次第に弱体化しつつあるかのように見えていた同国の「労組」の活動が、ここに来て、活発化しているように思えることだ。 去年春にもある日系のプラントで、1150名いる従業員のうち、350名を解雇しようとしたところ、約100名の連帯…
「大シスマ」に関しては、周知の通り世界史の用語であり、11世紀末にカトリック教会と東方正教会が分裂(東西分裂)した事件を指す。 キリスト教会内部での教義解釈のズレという、やもすれば高踏的な対立軸が「大シスマ」の直接的な原因であるが、実は、そこ…
一つのキーワードは、「コスメティシズム:Cosmeticism」、もう一つのキーワードは、「大シスマ:Great Schism」である。「コスメティシズム」とは、化粧品(コスメティックス)から出た単語で、愛用のALC社ウェブ英和辞典(www.alc.co.jp)には、未収録なの…
ある日、狼が友人の熊を家に招待することになりました。 早速、熊の大好物のウサギを生け捕りにしました。 さあ、料理の開始です。ところが、ガスこんろのスイッチを入れるとガスがありません。そこで、かまどの火を焚こうとすると、今度は石炭がありません…
文化レベルとして見たときのワルシャワとトーキョーの違いは何かということを考えてみた。 演劇、芸術活動(アングラも含めて)という観点からは、恐らく、ワルシャワとトーキョーのレベルは差して変わらない。 ただし、決定的にトーキョーが優位に立つのは…
昨日は、ついに、「厳しい寒さのため、1月29日までの間、お客様の申し出が無い限り、主要停留所以外ではドアを開きません」という張り紙まで出た。スーパーでは、スキー服を一般のジャケットとして売っている(当然、手袋もスキー用)。 寒さに強いはずの…
自分で言うのもなんだが、私は料理が上手い。今日も、ハンガリーの代表的な料理である「グヤーシュ」を作ってみた。まず骨付き牛肉1キロを丁寧に脂肪を取り除いて角切りにする。牛肉は骨付きを選ばないと美味しくない。にんにくを炒めた上にドンドン肉を載…
FSO社も、体制転換後をさまよい歩き続ける企業の一つである。同社の最近の歩みを纏めてみた。 1988−89年 ダイハツ、ルノーが経営参加も含めた提携話を打診。 とりわけ、ダイハツは、ポーランドを拠点として、フル車種生産体制を敷き、一挙に東欧市場と…
後任は、Zyta Gilowska(ジタ・ギロフスカ)女史である。彼女は、もともと、野党POに所属する議員であったが、自らの事務所に親族を雇用していたことが問題視され、事実上の除名処分となり、2005年5月からは無所属議員となっていた。 その後、迎えた総…
今朝の『共和国』紙一面を見て驚いた。ミコシュが解任(odwolany)させられたと言うのだ。 迂闊であったが、ミコシュが民間から入閣したことに初めて気が付いた。 駐ポーランド日本大使館政務班の作成したデータは以下のように語る。 ○国有財産相 * アンジェ…
1月3日付けの同紙トップ記事は、2002年、ミコシュの妻であるクリスティナ(Krystyna)が、ポーランドの代表的な金融マフィアの一人、ヴィトルド・W(Witold W.)なる人物に、個人財産から30万ドルを委託、資産運用を任せていたのではないか、と報じ…